低額種牡馬から活躍馬は出る?
以前おすすめ初期繁殖牝馬の記事を書きました。↓こちら
この時配合におすすめした種牡馬を何頭挙げたので、今回はそのおすすめ種牡馬で活躍馬が生産できるか検証してみました。今回検証したのはモンテロッソ・バンブーエール・オンファイアの3頭。おすすめした繁殖牝馬との配合でそれぞれ3頭生産して出走させました。
調教は適当におまかせ。産駒は成長型を踏まえ印がつかなくなったら引退。
オンファイア
ディープインパクトやブラックタイドと全兄弟(お父さんとお母さんが全く一緒)です。Alzaoが凝った配合のキーとなりAlzao、ダンシングブレーヴ等の祖先を持つ馬と凝った配合になります。
持続型、短距離志向、気性Aですが体質Cがどう出るでしょうか。
母ミブノハナタウエ(凝った配合、Lyphardのクロス1本)
オンファイア1頭目
オンファイア2頭目
10戦3勝。4月1週入厩で3歳末には印がつかなくなった早熟型。
オンファイア3頭目
10戦0勝。体質が弱く調教が満足に積めず気性難が克服できず未勝利脱出ならず…。
うーん、厳しい結果。体質が弱いコメントが全頭に出て使い込めず。また気性Aにも関わらずクロスが影響してか気性難が2頭出て能力がイレコミでダメにされている模様。
オンファイアの配合はアウトブリード中心の方が気性Aを活かせそうです。
モンテロッソ
Seeking the Gold、Sadler’s Wellsと凝った配合を組みやすい血統。
持続型、短距離志向。底力C以外は平均的でうまくスピードがついてくれれば。
母リモートワーク(凝った配合、Mr.Prospectorのクロス1本)
モンテロッソ1頭目
中々の馬が出ました。能力コメントは気性良だけ。にも関わらず1200mのリステッドとオープンを8勝、重賞3勝(シルクロードS、オーシャンS、北九州記念)、G1はスプリンターズSの3着が最高で生涯戦跡は30戦15勝。6歳初めまで走ってもらいましたが印は薄くても最後の直線バテることが無く伸びてくる不思議な馬。気性が良いことが戦績に結びついたようです。
モンテロッソ2頭目
18戦2勝。2勝クラスで頭打ちに。
モンテロッソ3頭目
24戦4勝。オープンまで行ってくれました。
3頭とも1400mでも距離が長いと言われる短距離型。持続型なのでスピードが早い内からつきやすく、2歳夏からデビューできるのが良いです。
バンブーエール
前記2頭と違いダート◎。ダートの短距離レースは沢山あるのでそちらで期待が持てるかも?
Rainbow QuestがRahyと凝った配合になる組み合わせ。アフリートもSeeking the Gold/Miswaki/Woodman/Miningと凝った配合が成立しますが血が濃くなるので止めたほうが・・。
母スペースサファイア(凝った配合、Mr.Prospectorのクロス1本)
バンブーエール1頭目
21戦2勝。ダートで堅実。
バンブーエール2頭目
バンブーエール3頭目
29戦5勝。オクテコメントが出た晩成型。29戦5勝ですがオープンレースで堅実に着を拾ってくれました。5歳のこれからという時に2回骨折してしまったのでそれがなければもっと活躍できてたはず。体調BですがCに近いBかも。
成長は普通型ですが入厩が遅く晩成傾向。長く走ってくれる仔が多い。3頭目の晩成の仔の骨折が悔やまれる。繁殖牝馬のレベルを上げればもっとやれそう。
総評
この3頭の中ではモンテロッソから30戦15勝という馬が出ました。初期繁殖牝馬との配合と考えれば上出来です。
オンファイア産駒は体質Cが影響して残念な結果に。体質が弱いと一杯調教など強い調教が積めない上、体調を崩してレースに満足に出走させることができないので厳しいですね…
バンブーエールは成長が普通型で年齢を経ても走る馬が多くもっと強い馬も出そうな気がします。
低額の種牡馬でも気性や体質を考えて配合すれば十分強い馬が出そうです。
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