種牡馬の実績って産駒にどんな影響があるの？
ダビスタの種牡馬パラメータは気性・底力・体質・実績・安定の5種類。字面で大体わかるんですがその中で曖昧なのが実績です。
ゲームロード時に出る牧場長のアドバイスによると実績は産駒の能力のベースになるとのこと。ダービースタリオン全書には実績は「産駒に伝えるスピードとスタミナの総合力。A→B→Cの順で優位」と説明されています。
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実績はAに近い程良いのは想像できるんですが、ではどのくらい違いはあるのか検証してみました。
実績パラメータの検証方法
検証用の繁殖牝馬とキズナ・スクリーンヒーロー・ゴールドヘイローの配合でそれぞれ50頭を生産しクラブ馬に登録し出走。産駒の能力コメント(スピード・スタミナ)の数、獲得賞金、勝利G1数を比較します。
繁殖牝馬
アイルハヴアナザー×(ストリートセンス×カルセドグリーン)
スピード・スタミナコメントあり。
カルセドグリーン(スピード70/スタミナ72/パワー67 ダート◎)はミココロノママニ、スプリングスイーツ、ウンメイノアカイイトに続くゲーム中でランク4番目に相当する高額繁殖牝馬。基本能力もかなり高いです。
配合がアウトブリードになるように2代重ねてスピード・スタミナコメントが出た牝馬を採用。
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※カルセドグリーンのパラメータは「今日から始めるNintendo Switch『ダービースタリオン』」掲載のものです。
検証種牡馬
パラメータがほぼ同じで能力のバラつきが低めの安定Aかつ実績がそれぞれA、B、Cの下記の種牡馬で検証。インブリードでの能力アップを排除するためアウトブリード配合。親似効果もなるべく均一になるようサンデーサイレンスが一番近いところに存在する血統構成の馬をチョイス。
キズナ
距離1600m～2400m
成長型普通・ダート○・体質B・気性A・実績A・底力B・安定A
(インブリード因子)
・サンデーサイレンス(速力・底力)
・Halo(短距離)
・Storm Bird(パワー)
・Damascus(底力・ダート適正)
スクリーンヒーロー
距離1600m～2200m
成長型普通・ダート○・体質B・気性B・実績B・底力B・安定A
(インブリード因子)
・サンデーサイレンス(速力・底力)
・Roberto(長距離・早熟)
・Danzig(短距離・早熟)
・Halo(短距離)
・ノーザンテースト(速力・堅実)
ゴールドヘイロー
距離1400m～2200m
成長型普通・ダート○・体質B・気性B・実績C・底力B・安定A
(インブリード因子)
・サンデーサイレンス(速力・底力)
・Halo(短距離)
・Hail to reason(底力)
・Mr.Prospector(速力・底力)
・Northen Danser(底力)
実績の効果・検証結果
キズナ
スピードコメント：4頭/50頭中
スタミナコメント：9頭/50頭中
※スピード&スタミナ：0頭
G1勝利：3頭/50頭中
1頭目：マイルCS・高松宮記念・安田記念
2頭目：高松宮記念
3頭目：スプリンターズS
平均獲得賞金額：3億4819万円
最高獲得総賞金：14億8150万円
最低獲得総賞金：7062万
(G1・3勝馬)
能力コメント
落ち着き
スクリーンヒーロー
スピードコメント：5頭/50頭中
スタミナコメント：5頭/50頭中
※スピード&スタミナ：1頭
GI勝利：0頭
平均獲得賞金額：2億4157万円
最高獲得総賞金：9億6080万
最低獲得総賞金：4021万
ゴールドヘイロー
スピードコメント：4頭/50頭中
スタミナコメント：1頭/50頭中
※スピード&スタミナ：0頭
G1勝利：4頭/50頭中
1頭目：朝日杯FS・高松宮記念・チャンピオンC
2頭目：フェブラリーS
3頭目：スプリンターズS
4頭目：宝塚記念
平均獲得賞金額：3億3934万円
最高獲得総賞金：11億2270万円
最低獲得総賞金：7002万
(G1・3勝馬)
能力コメント
スピード・勝負根性・落ち着き・体質弱
実績の検証まとめ
キズナ
スピードコメント：4頭/50頭中
スタミナコメント：9頭/50頭中
スピード&スタミナコメント：0頭/50頭中
スクリーンヒーロー
スピードコメント：5頭/50頭中
スタミナコメント：5頭/50頭中
スピード&スタミナコメント：1頭/50頭中
ゴールドヘイロー
スピードコメント：4頭/50頭中
スタミナコメント：1頭/50頭中
スピード&スタミナコメント：0頭/50頭中
・実績Aのキズナが一番コメントが表示された産駒が多く順当といったところ。やはり実績Aだとスピード、スタミナ能力の上限を上げ産駒に伝えやすい。
・キズナ産駒のスタミナコメントが多いのは実績Aと他馬より距離範囲が200m長いのも影響？
・必ずしもコメントされた産駒が強かったわけではない。キズナのG13勝馬は能力コメントは無かった。
・スクリーンヒーロー産駒の獲得賞金平均が低かったのはおそらく親似効果でRobertoかDanzigの早熟化が影響しているのではないかと思われる。早熟化のためかキズナ、ゴールドヘイロー産駒より若干引退の早い馬が多く出走回数が少なかった。
・ほぼ同パラメーターのキズナとゴールドヘイローの産駒の平均獲得賞金額にそれほど差が無い。G1勝利頭数はゴールドヘイローが一番多い。今回アウトブリードで検証したけれど配合(インブリード、凝った、面白、見事、完璧)を工夫すれば低額種牡馬でも強い馬は十分生まれそう。
スクリーンヒーロー産駒も良い馬はいたのですがおまかせ厩舎の謎ローテのせいでG1勝ちを逃してそうな惜しい産駒もいました。
(スクリーンヒーロー産駒で最多賞金獲得馬になった馬。スタミナ&バネコメント)
忘れな草賞、スイトピーSを連勝してなぜ白百合Sに出走させる・・。
検証結果・おまけ
(おまけ1)スピード&スタミナコメント馬の成績
150頭唯一スピード&スタミナコメントされた産駒の成績。3勝クラス止まりというちょっとびっくりな結果・・。早熟コメントが出て4歳4月で引退でした。気性が悪いわけじゃかったのですが、スピードとスタミナ以外の要素も複雑に影響してるみたいです。
(おまけ2)ダッシュと勝負根性
計150頭集計してダッシュと勝負根性のコメントは以下。
キズナ
ダッシュコメント：2頭/50頭中
勝負根性コメント：2頭/50頭中
スクリーンヒーロー
ダッシュコメント：0頭/50頭中
勝負根性コメント：1頭/50頭中
ゴールドヘイロー
ダッシュコメント：0頭/50頭中
勝負根性コメント：2頭/50頭中
キズナ産駒のダッシュコメントは親似効果でのものかもしれません。ダッシュ、勝負根性はインブリードなど配合を工夫しないと付きづらそう。
集計疲れた・・。
サラブレの以下の号にダビスタ開発陣の産駒のコメントやゲームの内部処理などに関するインタビューが掲載されているそうです。
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